G1Xon

自由に選択して使用可能な100種類のDSPエフェクトを内蔵。G1Xonでは、さらに5種類のペダルコントロールエフェクトが装備されています。各エフェクトをカテゴリーごとにご紹介しましょう。

ダイナミクス／フィルター

コンプレッサーやノイズゲート、フィルター、イコライザーなど16種類のエフェクトを搭載。MXR Dynacomp、dbx 160、Moogフィルター、Z. Vex Seek-Wahといった定番のストンプボックスをシミュレートしたエフェクトから、自動的にボリューム奏法を行ってくれるスローアタック、緻密なサウンドメイキングに欠かせないパラメトリックEQや、6バンドグラフィックEQも装備。また、ギターのナチュラルなトーンはそのままに、無音時のノイズを取り除けるZOOM独自のノイズリダクション（ZNR）も利用できます。

オーバードライブ／ディストーション

ブースター、オーバードライブ、ファズなどのリード系エフェクトを18種類搭載。世界中のギタリストに愛用されているBOSS OD-1、MXR Distortion+、Marshall Guv’nor、Fuzz Face、Big Muff、ProCo Ratをシミュレートしたエフェクトや、ZOOMオリジナルの世界最大級のゲインを誇るパワフルなディストーション、さらにエレキギターでアコースティックサウンドをシミュレートするエフェクトも装備。

アンプモデル

Fender、Marshall、Hiwatt、Mesa Boogie、Orange、Bogner、Matchless、Diezelなど、あこがれのヴィンテージアンプから最新のモダン・ハイゲインサウンドまで、リアルにシミュレートされたアンプモデルを22種類搭載。キャビネット・シミュレーターも備えているので、自宅録音などライン接続で使用する際にも目の前で本物のアンプが鳴っているかのような迫力のあるサウンドを生み出すことができます。

モジュレーション／SFX

フェイザー、フランジャー、コーラス、ピッチシフト、トレモロ、ビブラートなど、モジュレーションや効果音系のエフェクトを24種類搭載。ADA Flanger、Boss CH-1 Super Chorus、TC Electronic Corona Chorusといった人気モデルに加え、キーにピッタリ合ったハーモニーを作り出せるZOOM独自のHPSインテリジェントハーモナイザー、ギターサウンドをベルのような金属的なトーンに変化させるリングモジュレーターも装備。また、音声を切り刻むことによってリズミックなサウンドを生み出すスライサーも内蔵しています。

ディレイ／リバーブ

ルーム、ホール、プレート、スプリング、テープディレイ・シミュレーターなど20種類のディレイやリバーブを搭載。ディレイは、最大4秒の長さまで設定できるロングタイム仕様。また、リバース・ディレイやモジュレーション・リバーブ、残響音が持続するパーティクル・リバーブといった特殊エフェクトも装備。リアルな音響空間から非現実的なサウンドまで、あらゆる響きを創出することができます。

G1Xon搭載の全エフェクト・リストは、こちらからご覧いただけます。

※本ページに記載のブランド名、製品名はすべて各所有者が保有する商標または登録商標です。これらのブランド名、製品名は本機のサウンドの特徴を説明するためにのみ使用しており、株式会社ズームとの関係は一切ありません。

いつでもジャストチューニング
どんなにいい演奏をしてもチューニングが狂っていたら全てが台無しに・・・。いつでもジャストなチューニングがキープできるように、G1Xonにはワンタッチでアクセスできる視認性の優れたチューナー機能を内蔵しています。強いライティングによる温度変化でチューニングが不安定になりやすいライブステージで、あるいはスタジオレコーディングにおける緊張とプレッシャーの中でも、常に冷静にジャストなチューニングを行うことが可能です。

G1Xonのチューナーにアクセスするために必要な動作は、2つのフットペダルを同時に踏むだけ。ディスプレイは瞬時にチューニングメーターに切り替わり、現在のピッチを表示します。チューナーを起動している間は音声出力を完全にミュートできるため、ライブのMC中にそれと気づかれることなく素早くチューニングを済ませたいなんていう場合にも最適。また、エフェクト音をバイパスしたダイレクトなギター信号を出力させることもできます。

基準ピッチは、435Hz～445Hzの範囲で設定することができ、通常のクロマチックチューナーとしての使用はもちろんのこと、7弦ギターや最大3フレット下げまでのドロップチューニングなど様々なギターチューニングにも対応します。

練習からソロパフォーマンスまで
練習やリハーサルの最中に、新曲のアイディアになりそうなかっこいいリフやフレーズを思いついた時は、迷わずルーパー機能を起動してください。G1Xon内蔵のルーパー機能を使えば、最長30秒のエフェクト込みのフレーズを16ビット／44.1kHzのCDクオリティで録音できます。ひらめいたリフやフレーズを逃さずキャッチします。異なるエフェクト設定でのオーバーダビングも自由自在に行え、イメージをどんどん発展させていくことも可能です。また、一定のコード進行の中でインプロビゼーションやソロの練習をしたい、といった場面でもルーパー機能はとっても便利。録音時間はマニュアルまたは4分音符単位の数値でも設定可能です。ルーパーのスタート／ストップやオーバーダブ、メモリーの消去などもペダルを踏むだけのシンプル操作。両手はギタープレイに専念できるので、バッキングからソロまで一人で行うようなパフォーマンスにも最適です。もちろん、リズム機能で選択したパターンに合わせてループ演奏することも可能です。

バックグラウンドでパッチ選択
エフェクトパッチを切り替える場合、2つのフットペダルを使って隣り合ったパッチに移動させるのがG1Xonの通常モード。例えば、ライブなどで曲の構成や演奏順にあわせてパッチが並ぶようにセーブしておけば、右側のペダルを踏むだけでパッチを順々に切り替えていくことができます。パッチが進みすぎた場合は、左側のペダルを踏めばパッチを逆方向に切り替えることができます。

では、パッチが使用する順番に並んでいなかったり、演奏中に当初の予定とは違うことをする必要に迫られた場合はどうでしょう。そんな時の為に用意されているのが、G1Xonのプリセレクト機能。この機能を使えば、現在使用しているパッチの音色を切り替えずに、次に使用するパッチを探し出して待機させておくことができます。両方のペダルを同時に踏むと、待機していたパッチに瞬時に切り替わります。ライブ演奏中にメモリー内の離れたエリアにあるパッチを呼び出す際、余計な音を出さずにスマートに音色を切り替えることができます。

G1Xonには、選択したパラメーターをリアルタイムにコントロールできるエクスプレッションペダルを装備。ゲイン（インプットレベル）やボリューム（アウトプットレベル）のコントロール、ワウやフィルター、ディレイタイムやモジュレーションスピードなど、様々なパラメーターをリアルタイムに思いのままにコントロールできます。しかもペダルの可変幅をパッチごとに調節できるほか、最小値を最大値よりも高く設定して、通常のペダルの動きとは逆に動作するようなセッティングも可能。演奏スタイルに合わせてペダルの感度を調節できるキャリブレーション機能を利用できるほか、六角レンチでペダルの踏み心地（トルク）を調整することも可能です。

G1Xonパッケージには、以下のものが同梱されています。

• 取扱説明書
• 単３電池 x 4

別売アクセサリ

• ACアダプタ (AD-16)